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いちおう、お花見。 [日々徒然]

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妹と狭山湖に桜を見に行った。
写真は狭山湖の取水塔だ。
狭山湖は正しくは山口貯水池という人造湖で、近くにトトロの森や西武ドームもある東京の水がめだ。
久しぶりに行ったら、ものすごく整備されて綺麗になっていてびっくり。
堤防というかダムは、整備されただけではなく幅が広くなった気がするわ。
以前に来たときはただの空き地だったダムに一番近い駐車場は今はコインパーキングになっていて、平日だったがまだ春休みのせいかずっと満車状態だった。
その横に、知らない間にできたレストランが知らない間に廃墟となっていて、観光地なのにこのあたりは飲食店は鬼門なのかしらと慮ってしまった。
そう、一応観光地なのに狭山湖周辺は食事が出来る店がとことんないのだ。
作ることが出来ない条例でもあるのかな?
じゃあ駐車場近くのラブホはなんだろう。
わらにもすがる気持ちで、ガイドでかろうじて見つけた店に行ったら定休日だった。
仕方がないのでだいぶ戻って、インドレストラン『ノアの箱船』という店に飛び込む。
店名に一抹の不安を感じ、店内が妙にヨーロピアンだったことにもう一抹不安が追加されたが、出てきた料理はおいしかった。
店内では店を改装するための打ち合わせが家族ぐるみで行われていて、アットホームというか客がいないというか。
どうも前はイタリアンレストランだったらしい。
紙のランチョンマットがどう見ても前に店の残りの使い回しだったので。
飲み物のコップにはでかでかと某メーカーのカクテル名。
ここまで潔いといっそ清々しいですな。
場所的に気づきにくく入りにくいところだが、お店が繁盛するようエールを送りますよ、日本語ぺらぺらのスキンヘッズ(いや、もしかしたらただのハ…)インド人オーナーさま。

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山口観音の八角形の五重塔は異国の香り。
狭山湖と多摩湖の間にある山口観音は正しくは吾庵山金乗院という真言宗のお寺、なんだが境内にはおもしろ怪しいモノがたくさんある。
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写真は本堂の横にある七福神を祀っているお堂なのだが、なんだか中華なお堂のうしろ、崖との間に
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このような方々が鎮座ましましているのだ。
布袋さんの他にも恵比寿さんや大黒さんや観音様や全く関係なさそうな人形やらが散らばっているのね。
たぶんお参りに来た人が置いていったんだろうなー。
この山口観音は名前の通り千手観音がご本尊だが、本堂の外壁にはマニ車、本堂の裏には水子地蔵がびっしり、その間には小さいパゴダ?
日本と中国と東南アジアが渾然一体となっている。
怪しいと書いたがこの山口観音、開祖は行基(奈良時代のアクティブなお坊様だ)とも言われているとても古いお寺なのだ。
新田義貞が鎌倉攻めの時、戦勝祈願に来たりしている。
いつからこんなごった煮風になったのか、檀家さんは何も言わないのだろうかといらぬ心配をしてしまう。
私的には全然OKだが。
この近くに狭山不動尊という西武ライオンズが毎年必勝祈願にお参りするお寺もあって、そこも一見古そうだが建てたのはなんと西武グループで1975年オープン。
ちなみに宗派は天台宗。
密教対決ですね。
いや、一見古そうなんじゃなくて、建物は本当に古いのだ。
あちこちの由緒ある堂塔を集めて伽藍が構成されているが、もとは西武グループが開いた今は亡き「ユネスコ村」に文化財保護のため幾つかの堂塔を移築したのが始まりらしい。
寄せ集め、と言うのは容易いが、こういうやり方もありなんだ。面白いな。
税金対策?などとかんぐるのは、まあ置いといて。
しかし懐かしいなあ、ユネスコ村。
幼稚園の遠足とかでいったけど、いつ閉園したんだっけ。

虫が苦手な方、すみません。
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桜に木に見たことのない虫がいた。
なかなかおしゃれだ。
帰って図鑑で調べたが載っていない。
「この辺の虫に似ている」と当たりをつけてネットで調べたら「ヨコヅナサシガメ」の幼虫と判明。
外来昆虫で以前は中部以西で観察されたが、だんだん東進しているらしい。


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