大猫ども

黒姫に着いた最初の夜だった。
明かりを消してうとうとしかけたとき、枕元の障子の向こうで「開けやがれ！」というけたたましい鳴き声が二度三度。
仕方なく障子を少しだけ開けると黒い影が滑り込んできて部屋をひと回りし、布団の中に潜り込んだと思ったらすぐに出て行った。
寒いので障子を閉めるとまたやってきて甲高い声で「入れやがれ」と繰り返す。
障子を開けると部屋をひと回りして出て行く。
これを一晩に数回繰り返された。
つきあっとられんので次の日は障子を少しだけ開けて寝たら、アズキはときどきパトロールにきたが比較的穏便に過ぎた。
その次の晩、９キロ近い大猫が上で爆睡していたのをどかして布団に潜り込んだら、足の上に乗ってきた。
こんな砂袋を乗っけて寝られるかと足をずらして寝たが、夜中に寝苦しくて目が覚めた。
一匹増えていた。
フクとアズキは寝るときはご覧の通り暑苦しいほど仲がよい。
15キロ近いのおもりを乗っけて安眠できるわけがない。
起きたら足がバリバリに強ばっていた。

本日、小布施に寄ってから帰宅。
お昼は枡一酒造の酒蔵の一部を改装した和食レストラン「蔵部」でいただく。
ここのご飯はかまど炊きでとても美味しいのだが、日によってバラツキがある。それもまたご愛嬌。
お昼のセットメニューが増えていた。
本日のお造り盛り合わせセットをいただく。
美味しいカツオって、本当に美味しいよね。

帰るとぶーちゃんとトラがダッシュでやってきたが、恐ろしく小さく見えるわ。
４日間留守にしただけなのに、ミニバラの葉はハバチの幼虫にだいぶ食い荒らされていた。

まだ新そばは出てないけど。

蕎麦食べてきました。
戸隠神社中社の前の「うずら屋」で。
マイタケのてんぷらが最高だった、と食べるごとに言っている気がするが、美味しいんだもん。
写真を撮ろうと思っていたのだが、食い物を目の前にしてすっぱり忘れ果てていた。
そしてリンゴや桃、トウモロコシなどで行きより３０キロは重くなった車で帰宅。
明日所沢に帰るが、さらに重くなる予定だ。

母も戸隠には数え切れぬほど来ているのに、急な階段のせいで中社にお参りしたことがないという。
母はとても元気だが、さすがに齢い80をいくつも越えているので膝に不安を抱えている。
上りはまだいいのだが、下りがいかんらしいのね。
それで横のスロープから中社にあがる。
スロープがあるのはありがたいのだが、斜面には玉砂利が敷き詰めてあって足元が不安な人にはいまいち優しくない。
神社だから仕方ないのかなあ。
そういえば、もう何年も奥社にお参りしていないわ。
紅葉の時期にでも登りたいな。
体力衰えまくった今現在は、胸突き八丁を息も絶え絶えで登ることになるんだろうけど。

写真は中社境内にある小さな滝。

フクちゃんたら

なんか、また大きくなった気がする。

今日は標高1300以上ある笹ヶ峰で遅い昼ご飯を食べ、寒さに震えながらダムを見て、高田まで味噌を買いに行ったのだが、高田はむしむし暑かった。
味噌屋には「愛」の兜が飾ってあった。
高田とは上越市の高田である。天地人である。
帰りに上越モールによって鍋の材料を仕入れようとしたら、白菜もキャベツもなかったので夕飯はなぜかタコ焼きになった。
モールの中の豆やさんで買った黒胡椒ヘーゼルナッツと小豆ミルク豆とはちみつ生姜豆が非常に美味かったので、ほかの物も試したくなった。
チョコ納豆も買ってくればよかったかしら。
明日こそ蕎麦を食べに行くぞ。

携帯で送ってみる。

昨日、日が変わってから黒姫到着。
所沢のインターから1450円だった。
黒姫は寒い。
今日１日寝間着で過ごしてしまったのは朝方あずきに叩き起こされたから。
体も声もグランデな黒姫の妖怪たちはモコモコだ。
ぶーちゃんを見慣れていると恐ろしく巨大に見える。
いや、実際巨大なんだが。

そば食べにいきたいな。