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岐阜・福井旅行 その5 [旅関係]

前日は福井に泊まって5日目。
福井県立恐竜博物館の入り口前にいらっしゃる恐竜博士(そのまんまじゃんと突っ込まないように。名札にそう書いてあるから「きょうりゅう ひろし」さんかもしれない)
サイトはこちらね。 http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/
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入って長いエスカレーターを下り、通路を進むと
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リアルに動くティラノザウルスがお出迎え。
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自分でも動画を撮ったのだが、うまく上げられないので他の方の動画をご覧下さいませ。
 http://www.youtube.com/watch?v=0_WhnyoPZI4
私が行ったときは平日で天気も悪かったのでガラ空きだったので、ティラノの咆吼が館内にいい感じに響いていた。
怯えて「もう先に行かない〜!」としゃがみ込む子どもを宥めるパパとママ、ご苦労様。
↓この骨格は複製。
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↓今年の3月に完成したというカマラサウルスくんは9割以上が実物化石だそうだ。
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館内はこんな感じ。
ドームなので恐竜の咆吼も子どもの泣き声もおばさんたちの笑い声もエコーがかかって響き渡る。
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フクイラプトル・キタダニエンシス。
福井は日本で一番恐竜の化石が発掘されているのよね。
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ここ数日、お昼はおそばだったのだけど、今日は館内のお店でソースかつ丼。
ご当地グルメのボルガライスを頼もうかと思ったのだが、食べきれる自信がないのでやめました。
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博物館を出た後、「平泉寺白山神社」の標識を見て行ってみるか…と運転していたら、どこかで間違えたらしくえらい山の中をドライブしてしまった。
前知識もなく行った訳だが、良い意味で予想外だった。
一の鳥居(たぶん)の奥行きを見て、これは期待できるかも…と参道を進むと
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京都の苔寺か三千院かと思いましたよ。
正面に見えるのは拝殿。
本殿はさらにその奥。
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拝殿から振り返ると二の鳥居(たぶん)
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境内は静まりかえり、久しぶりのご飯!と喜んでいるらしい蚊が飛び回る音しか聞こえない。
パワースポットとかスピリチュアルスポットとかいう言葉は好きじゃないけど、神域というに相応しい。
あとで調べたら、越前における白山禅定道の登拝口だったのね。
立派なはずだ。
蚊がすごかったけど。
案内のサイトはこちら→ http://www.city.katsuyama.fukui.jp/heisenji/

夜はKまた先生と落ち合って、お薦めのお店に。
何もかも美味しかったけど、熱々のイカとイカキモバターのコロッケがすばらしく旨かった。
また行きたいな。
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岐阜・福井旅行 その4 [旅関係]

翌日の郡上八幡城からの眺め。
趣があるとも言える…。
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お城はこの様な所↓に建てられているので、晴れていれば城下を一望の下に見渡せたのだけど。
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その日は1日中雨模様。
そういえば、前回同じルートで福井を目指したときも雨じゃなかったっけ?
郡上八幡から国道を北上し、ちょっと入ったところにある「古今伝授の里 やまと」は温泉もある、いい感じの道の駅でお気に入り。 http://www.gujo-tv.ne.jp/~kuturogi/index.htm
片手に塩麹アイス、片手でスマホで写真を撮ったら後ろにピントが合ってしまった。
とても美味しくて他のも食べてみたかったけど、とにかく寒かったので次の機会にね。n_131104_n5.jpg
さて、長良川を横目に越前街道を北上、九頭竜湖経由で福井に向かう。
九頭竜線九頭竜湖駅前のティラノ親子は元気だった。
15分おきに動いて「泣く」 そう書いてあったんだが、誤植だよね。n_131104_n2.jpg
駅のすぐ裏にある「青葉の笛資料館」前の悪源太義平とみつの像も雨に濡れている。
相変わらず全く人気がない。
「にんき」じゃありませんよ!「ひとけ」ですよ!
前から思っていたのだが、この像を造った方は初めは義平とみつをちゃんと向かい合わせていたのではないかしら。
だって、今の向きだと二人の視線は交わらないし、その手の位置ではちゃんと笛を受け取れないでしょう。
像を設置するにあたり、顔が見えるように位置を変えたのかな。
本来なら見つめ合っているはずなのに、なんだかかわいそう…そんな気になる二人なのだった。
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後ろから見てもなんだか不自然。
向こうに見えるSLは昔九頭竜線を走っていたものか。
今は長野で頑張っている先代の愛車、ファンカーゴも写ってる。
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前に来たときも感じたのだが、飛騨地方をまわっているとあちらこちらに義平の影がちらちら見え、それがその土地の人たちが彼のことを伝え続け未だに忘れていないからなのだと実に嬉しかった。
史跡などが残っていなくても、実際その場所に行くことは歴史に関わる作品を描くのにとても大事だと思う。
今の鎌倉は源頼朝の鎌倉であって、その父義朝や長兄義平がいた頃の鎌倉と全く別のものになっているだろうし、彼等の気配というか、風を感じるには無理があった。
彼等の存在を身近に感じることもなかった。
だから前回も今回もめいっぱい義平を補充することができて幸せだわ。
返す返す残念なのは、この旅行が『すっくと狐〜悪源太』を描いている時期にできなかったということ。
もし描く前に取材できていたら岩陰遺跡や祖師野も出したのになあ。
前轍を踏まないように、いま連載している芭蕉の話はがんがん取材に行くよ。

福井の古刹、永平寺は吉川家の宗派である曹洞宗の大本山
でも私がお詣りしたいと思ったのは、30年ぐらい前のNHKの永平寺の特集番組で、冬の雪深い永平寺で修行するお坊さんたちを視たからだった。
いいの、煩悩にまみれていても、そのおかげで今がある!
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山あいに建つ伽藍はそれは美しい。
下の写真は仏殿。
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雲水の説明を聞いた後、30年前の番組で修行僧たちが磨いていた長い回廊を粛々と進む。
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↓一番高いところにある法堂(はっとう)は一般の寺院の本堂にあたる。n_131104_n10.jpg
上から見るとこんなです。
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修行僧以外は写真撮影OK。
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↓大時化の時に道元さんを助けたという一葉観音様。
顔つきも体つきも凛々しくていらっしゃる。
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永平寺は雪のため瓦の傷みが早く毎年多くの瓦を取り替えねばならないので、参拝客に修復のための志納金をお願いしている。
下のかわいいお数珠は瓦志納の記念品。
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自分のお数珠を引っ越しの時に行方不明にしたままなので、本山でお数珠を購入するというのも今回の目的のひとつだった。
水晶と珊瑚のにしました。

永平寺町の観光ガイドはこちら→ http://www.town.eiheiji.lg.jp/guide/


岐阜・福井旅行 その3 [旅関係]

間が空いてしまったけど、6月から7月にいった旅行の写真と忘備録。

岐阜県の和良にある戸隠神社。
明治7年に戸隠神社になる前は九頭宮と呼ばれたそうだ。
郡上踊りの『かわさき』の歌詞の中に『祭り見るなら祖師野の宮よ 人を見るなら九頭の宮(くずのみや)』と歌われるから、祭りの時にはさぞ人が集まるのだろう。
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↓左は本殿、右は高天原の岩戸のかけらといわれる重ね岩。
そんなわけで主祭神は手力男之命。
ちなみに手力男が投げ飛ばした天岩戸が長野の戸隠山であるとされていて、その戸隠神社奥社の祭神も手力男之命なんだな。
境内には他にも大きな岩がゴロゴロある。
前日行った岩陰遺跡といい、このあたりは巨石が多いね。
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近くの念興寺には鬼の首があるらしいが、拝観は週末のみということでした。残念。

和良から郡上八幡へ。 http://www.gujohachiman.com/kanko/
お宿の部屋から見た旧役場とまさに清流な吉田川。
鮎を釣っている人たちがずいぶんいたわ。
郡上八幡はいままで何回か通り過ぎただけだったので、1泊してじっくり回る。
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お宿のすぐ近くの、岩の上にある白龍稲荷。
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↓町名の由来となった旗本の守護お稲荷さん。
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ここにもお稲荷さん。
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いがわこみち
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やなかこみち
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夕暮れの水の町。
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旧庁舎記念会館兼観光案内所。
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↓町の名所や店の前にはこのように名前入りのランプが置かれていて、夜はとてもいい感じだ。
連歌師宗祇がこの湧き水のほとりに庵を結んでいたことから名前がついたという宗祇水、別名白雲水は名水百選の名誉ある第一号。
源流は白山だそうだ。
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崖に掘られた祠に鎮座ますのは神農薬師。
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公衆トイレも趣がある。
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昼間は結構賑やかだった町も、夜になるとぱったりと人通りが途絶える。
前から歩いて来た人が会釈するので、どなた?と思ったら、昼間にお土産を買ったお店の方でした。

食品サンプル発祥の町、郡上八幡の製品は今も全国生産の7割を占めているとか。
制作体験ができるところもいくつかある。
見ているだけで面白い。
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鮭の焦げ目もミカンのスジもリアルだ。
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