コマーシャルと都条例 その2 [仕事のことなど]
こいつはただいま発売中の「プリンセスGOLD」1月号に掲載中の『東のはて通り異聞』第2話の扉(ちょっと加工済み)のもとのレイアウト。
主人公の髪型を間違えるという情けないミスのため、左右逆版で載せてもらった。
最近ミスが多い…。
忘備録的に、しぶとく都条例関連
TBSラジオポッドキャスト・ディキャッチ「なぜ“マンガ”“アニメ”だけが規制されるのか!?」(山田五郎氏/編集者)
非常に明快です。これっていつまであがっているのかな。1週間ぐらい?
愛媛新聞の12/16の社説。良い記事だと思います。
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201012160373.html
12/15の北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/264601.html
都知事、副都知事などのコメントなどを読むと、この人たち条文をちゃんと読んでないんじゃ…という気さえしてくる。
反対派が改正案(と言いたくないけど)の何に反対しているのかもわかってないんだろうな。
反対派=子どもを守る気のない人たち、というミスリードは政府の公報のようないくつかのマスコミのせいでもあるけど。
今回よくわかったのは、行政が決めたいと思ったものに関しては反対意見を聞くどころかパブリックコメント(意見公募手続)すら取らずひっそりゴリ押しで採決し、決まった後で「こんなん決まりましたから」と押しつける昔からの手段と、人間性すら疑っちゃう議会での下卑たヤジが都議会に限らず議会ではデフォルトなんだってこと。
因みに6月に否決されたときのパブコメは9割が反対だったそうだ。
だからだね。
一番腹立たしく同時に恐ろしいと思ったのは、異なる意見に全く聞く耳を持たない政治屋ではなく、聞く耳を満たないことを平気で民衆に曝す政治屋の本質です。
政治家のお腹が真っ白であるべきなんて思わないが、建前を気にしなくなったらただの独裁者だろう。
以下、レスです。
>実桜さん
かの都知事の人権への配慮のなさは老害としか思えませんね。
自分が他人や他人の職業を差別できる選ばれた人間だと思っておられるのはコンプレックスの裏返し?とか考えてしまいます。
ご自分が書いたり映画化してきたものがどのようなものか、当時どのような思い出それを創作したのか是非聞きたいところですね。
>縁さん
規制されるものから小説と実写が除かれているってのがあまり露骨ですよね。
それに対する質問への賛成派議員の答弁があまりにおバカすぎてびっくり。
さもわかったような口で言い切っておられる議員さんはマンガどころか小説も読んだことないのでは?と疑ってしまいました。
「小説は読み手によって様々な解釈ができるが、マンガやアニメはひとつの見方しかできない」うろ覚えですが内容はこんな感じでしたよ。
>門香さん
ありがとうございます。
トゥズとサーハルの子ども時代の話は完全に引いてしまいました。
2回でおわらないかも、です。
「表現の自由」に関しては、自由だから何かいてもいいんだ!なんて考えているプロのクリエイターはいないでしょ、と思ってます。
仕事をする上で避けて通れない部分ですものね。
責任をともなう自由、義務を果たしての権利だと自覚してます。
2010-12-17 17:57
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件の条例について、出版倫理委員会(でしたっけ)が抗議声明文を出しましたよね。
「よし!よくやってくれた!」と記事見て拍手でした。
で、長男が、
「『火の鳥』に近親相姦のシーンがあるやん、でも、それは『可』なんだと。理由が"名作だから"だと」と笑ってました。
まったく、"なんだかなー(怒)"ですよね。
某都知事さん、「小説はいい(許可)」って言ってますが、
コミックで描くエロより、文で書くエロの方が過激な描写だったりしますよね。
ほんっっとにオカシイです!(怒)
by 実桜 (2010-12-18 00:15)
すみません、出版倫理委員会でなく、『出版倫理協議会』でした(汗)
抗議声明文は
http://www.jbpa.or.jp/pdf/documents/rinri_kougi20101215.pdf
です。(PDFファイルです)
もうご覧になったと思いますが。。。
by 実桜 (2010-12-18 00:22)