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桜三昧 その2 [旅関係]

15日から一気に冬に逆戻り。
16日に冷たい雨の中『薔薇とサムライ』を見に行ったのだが、舞台の上で橋本じゅんさんが「雪が降ってんだよ! ほんとなんだよ! 雪降ってんだよ!」とアドリブかましていた。
お芝居が終わって、友人達をご飯食べたら終バス逃して、タクシー待ちの列に並んでたのだが、家の人を迎えに来る車たちの屋根はことごとく白かった。
家にたどり着いたら自分の車の屋根も白かった。
黒姫では積雪があったとか。

その15日、伊那谷もめちゃめちゃ寒かった。
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昼間の大西公園。ご覧の通り誰もいない。
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大西公園からの眺め。泊まったお宿がぽつんと見える。
なぜ公園にこんなガレ場があるのかというと、 大西公園は昭和36年に大雨で大西山が崩落した跡地に作られた、42人の犠牲者の慰霊と村の復興を願って築かれた公園で、そのときの岩とかがそのままになっているのね。
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観音様もおわす。
そのうしろの山肌は、まだ生々しい。
大西公園はまだまだ拡張予定で、桜も植え続けるそうだ。
水脈がなく、なかなか根付かないそうだが、もっと増えていくといいね。

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光前寺は混んでいた。
この山門の向かって右側と、ちょっと手前の左側に駐車場があるのだが、もう大混雑。
大型観光バスが列をなしていたが、やたらでかいバスで狭い道に入るのって何だかなあ。
普段はいついっても人気のなかった境内が、大盛況だった。
7年ごとのご開帳で、いつもは入れない内陣に入ってお参りした秘仏のご本尊不動明王さまは思いの外小さくて、お顔とか細かいところ間ではよく見えず残念。
ご印文を頂戴したので極楽往生できるかな。
この7年というのは小開帳で、大開帳は61年に一度だそうだ。
どこがどう違うのかしら。
7年ごとの諏訪大社の御柱も今年だし、前日泊まった赤石荘がある大鹿村の神社も諏訪大社の末社なのでやはり御柱祭が行われる。
切り出した御柱を引いていく神社がかなり高いところにあるので、4時間ぐらい掛けて引き上げるのだそうだ。
慢性的人手不足なので、村外からの参加大歓迎だとか。
酒も大盤振る舞いなので、最後にはみんなべろんべろんらしいが、今のところ死者は出していないって。
見てみたいけど、4月25日は修羅場の真っ最中。
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光前寺の三重塔と霊犬早太郎の像を撮る妹。
塔の裏には早太郎のお墓がある。
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鐘楼と見事な桜。
右下の赤い服の人との対比で、その大きさがわかるというもの。
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境内にはしだれ桜が多い。

本当はこの後、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイに乗ろうと思っていたのだが、雨がどんどん激しくなるし、やまなんて全然見えないし、というので今回は諦めた。
今あがっても、2600メートルの山頂駅は雪しかないさと自分を慰める。
14.5年前の4月、ひとりで高遠の桜を見て光前寺にお参りして、ロープウェイで千畳敷に上り、雪の中に頭だけ出ていた鳥居をベンチだと思って、お社に尻を向けて座った罰当たりはワシですが。
お社も埋まっていたので、そこに神社があるとは露ほども思わず一息つき、ふと目にとまった木の箱に「浄財」と書かれているのを見て青くなったのであった。
懐かしい思い出です。

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まっすぐ帰っちゃうのは惜しいと寄った、同じく伊那の中曽根の権現桜。
五分から七分咲きというところかな。
この桜もそうだが、古木巨木にはエドヒガンが多いみたいね。
長寿の樹は当然幹も太くなる。
すごい迫力だ。

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これはおまけ。岐阜、根尾谷の淡墨桜。推定1500歳。
妹が4月9日あたりに見てきた超がつく有名人。
やはり幹が圧巻だ。
人が少ないのは早朝だから。
妹たちは黒姫を夜中の2時に出発したそうだ。すごいぞ。
有名な桜をいい時期に見るには、このぐらいの意気込みがないとイカンですね。
私もいつか早朝6時ぐらいに到着するよう出発して、拝みに行こう。


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