SSブログ

ぐるっと関西 その2 [旅関係]

n_100119.jpg
関西話の続きです。
今年はTのちゃんの甥御さんが受験なのでママと京都の北野天満宮にお参りに行くというので、私もついて行った。
錦小路でお昼を食べたのだが、ものすごく久しぶりなのでだいぶ変わっていたわ。
相変わらず昔からのお店が多いのだけどいろいろ改装したところもあり、食事の出来る店が増えている気がする。
写真はもちつき屋の白みその雑煮と磯辺巻き。もち専門店だけあって、とても美味しかった。
白みそは実は得意じゃないんだけど、お餅と相性がいいよね。
錦小路は歩いていると惹かれるものが多すぎて困ります。
その日のうちに帰るなら、あの立派な焼き鯖を買って帰りたかったわ。
天神さんにお参りし、まだ時間があるというので仁和寺へ。
その日は成人の日で祝日だったのだけど、仁和寺は人もまばらだった。
桜の頃以外はあまり混むことはないのかな。
n_100119_2.jpg
またゆっくり京都を回りたいなあ。

翌12日は総勢5人で十津川温泉に行った。
大和八木でレンタカーを借り、そこから十津川まで約3時間。
奈良、和歌山、三重は思いのほか山が深い。
八木駅から十津川温泉を経由して、和歌山の新宮駅まで路線バスが1日3本運行しているが、なんと6時間半かかる。
運賃は5千円強。
十津川温泉までだって4時間。
調べてみてビックリだ。
バスにトイレがついているのか気になるところである。
n_100119_3.jpg
その途中にある、日本一長い谷瀬の吊り橋。長さ300メートル弱。
一度に20人以上渡ってはいかんそうだ。
いい感じで揺れます。
当日泊まった十津川温泉のお宿は温水プールもある。足湯もある。野猿もある。野外ステージも多目的広場もあるいい感じのお宿だった。
なのに私は温泉に計1回浸かっただけだった。
その日にいきなり月のお客様がいらしたからだ。
超予定外!
朝寝坊ののろいがこのあたりから雪だるま式にふくらんでいった気がする。
なぜワシらが山深き十津川温泉に泊まった日から「この冬一番の冷え込み」が始まるのだろう。
せめて1日ずらして欲しかった。
車は5人乗り1500ccたぶん後輪駆動ノーマルタイヤ。
レンタカー屋のおっさまは「雪が降ったら気をつけてくださいね。ノーマルタイヤですから。くれぐれも注意してくださいね」と繰り返し言っていたっけ。
山だもの、雪ぐらい降るさ。
n_100119_4.jpg
翌日、途中にいい感じの滝があるらしいから寄ってみましょうと笹が滝にたどり着いたときはせいぜい風花だった。
ぶちくそ寒いけど気持ちいいねーなどと言っていたこの頃が花だった。
谷瀬の吊り橋を過ぎ、何とかやっている店を見つけてお昼をいただいたころには本格的に降り出した。
「道に積もってないからだいじょうぶですよー」「そうですよねー」と店の人と言葉を交わし、あとは大和八木に帰るだけと走り出したはいいが、見る見る間に道は真っ白になり、ちょっとの登りでもタイヤが スリップ、スタックし始めた。
見ると前には何台もの車が同じようにツルツル難儀していた。
引き返すしかないと思ったが、引き返してそこからどうやって八木に行けるのか皆目わからない。
前をバンで滑っていたお兄さんが「田辺まで下ってそこから大阪に戻るしかないなあ」と教えてくれた。
田辺って南紀白浜近くの田辺ですか?  この車、大和八木に返さなあかんのですが。
「レンタカーなら大阪のどこかに乗り捨てできるんと違う?」
どうやらぐるっと回って大和八木に行くにはものすごく時間がかかるようだ。
この時点で午後3時ぐらいだったかな。
営業所に電話して訳を話し、結局大阪の阿部野橋の営業所に返すということになった。
私以外みな大阪在住だし、ざんざん雪が降る中もう帰れれば何でもいいわという気分だった。
私以外…。
実は私だけその日、近鉄で大和八木から鳥羽方面にちょいといった所の榊原温泉に宿を取っていたのである。
そして翌日名古屋に出て帰ろうという算段だったのだ。
遅くなっても宿にたどり着ければいいやという甘い考えは、前日泊まった十津川温泉を過ぎる頃には諦めに変わり、そのとき助手席にいたTのちゃんに代わりに宿に電話をしてもらうと「本来なら当日のキャンセルは宿泊料100%いただくのですが、事情が事情なので結構です」というありがたいお言葉。
そして親切なお兄さんは一緒にズルズルくるくる滑りながら途中まで案内してくれた。
田辺までだいぶ下った当たりでふと見ると「熊野本宮」の表示が。
熊野って、あの熊野ですか!と4時過ぎて人気のない暗い本宮に力一杯お参りし、みな八咫烏のお守りやら勾玉やらお札を購入。
図らずも熊野に詣でてしまうとは、ほぼこのメンバーでヘルシンキに行くはずが、飛行機が火を噴き予定にないコペンハーゲンで2泊する羽目になった昔のヨーロッパ旅行並のサプライズだ。
招いていただいたのなら、それはそれでありがたいということで星がきれいだねーと大阪に帰ってきたのが10時過ぎ。
夕食はサービスエリアの自販機のチャーハンだったが、思いのほか美味しかったわ。
走った距離は460キロ近く。
予定通りに行けば150キロぐらいの所を、えらい大回りをして帰ってきたわけだ。
私は山でちょっと運転しただけで、あとはTのちゃんがハンドルを握っていたので、さぞストレスが溜まったろうな。
いや、お疲れ様でした。
後ろに乗っていた人たちも、きっと怖かっただろう。
無事帰ってこられてほんまよかった。
榊原温泉はいつか必ずお礼も兼ねて再挑戦したいです。
n_100119_5.jpg
これはレンタカーにへばりついてた大雪の名残。
ナンバーを見事に隠している。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

栗きんとん

お疲れ様でした。その日は我が家の近所でもフロントガラスにうっすら雪がへばりついていましたから、山間部では大変でしたね。
今年は暖冬だという話だったのに・・・。
私ももう少し暖かくなったら曽爾のお亀の湯に行きたいと思います。17日に雪の為挫折しました。
by 栗きんとん (2010-01-22 00:55) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。